不安に飲み込まれないために。

新型コロナウィルスによる感染拡大の恐怖や、自粛が長引く中での閉塞感など、

私達は今様々な不安の中にいると思います。

「人は未知のものに不安を抱くもの」

これは自分の身を潜在的な脅威から守ろうとする人間に必要な本能です。

自然な反応なので安心していいのです。

 

けれど不安を感じやすい人の中には、この状況がずっと続くのではないかという恐れが生じ、

その緊張(ストレス)状態と防衛反応が長期間続くことで、うつ状態が起きることもあるのです。

 

そうなる前に皆さんに知っておいてほしいことがあります。

 

それは「人も社会の状態もいずれ必ず変化していく」ということです。

同じ状態が永遠に続くことはないと思ってください。

必ず良い変化の時が来ると知っておくことが大事です。

その変化は「底」の状態からゆっくりと一進一退しながら前に進んでいくので、

そのイメージを持っておいてください。

一進一退は「変化」の一部、必要な過程なのです。

 

数年前のSARSや鳥インフルエンザの時も、人々に恐怖と混乱をもたらしましたが、

時間とともに原因と対処法がわかってくると、落ち着きを取り戻しました。

新型コロナウィルスも現在ワクチンがどんどん開発され、

いずれ終息が見えてくるはずです。

それまでの間パニックにならず、出来る限りの対策をしてその時を待ちましょう。

 

そして終息したことを想定して「未来の予定」を考えておくことは、

今を乗り越えるためのチカラになりますので是非。

(映画館や、旅行、温泉にいく、美味しいものを食べにいく等々 )

 

その上で「不安に飲み込まれない」ための簡単な方法を紹介します。

 

★信頼できる人といつもより多めにオンラインコミュニケーションをとりましょう。

電話やLINEでOK。不安やつらい気持ちはきちんと言葉にしてあげると脳は安心します。

そして「不安やつらい気持ち」を打ち明けられた人は、何かアドバイスするより「そうな

んだね」と共感してあげてくださいね。聞いてあげるだけでOKなのです。

誰かに話を聞いてもらうことは、心の健康のためにとても有効なことなのです。

 

★笑うこと。大阪人だからこそお笑いを見て大いに笑おう!!(大阪人じゃなくても!!)

笑いは脳をリラックスさせ、免疫力を高めます。「とても笑える状態じゃないし」という方、

今気づいてよかったですね。「自分は笑えないくらい疲れている」と自覚してください。

そして自分に「ようがまんしてるな~」「笑えないなんて笑えるな~」

とねぎらいの言葉を毎日かけてあげてくださいね。

客観的に自分を見ることが大事ですよ。

 

★毎日「出来ていること」「うまくいったこと」「誰かにしてあげたこと」

3つ探し出しノートに書く!どんな小さなことでもいいので一日の終わりに布団の中で探してみましょう。

それを続けることで今までと違う「日々」が始まる第一歩となります。

 

 

人の心は本来タフに出来ていて、丸いゴムまりのように、不安に押しつぶされそうになっても

元に戻ろうとする力が備わっています。

「レジリエンス」という言葉を知っている方もおられると思いますが、

たとえ困難な状況が続くとしても、人はその状況に対応しようと変化する

「しなやかなチカラ」を持っています。あなたもきっと持っていますよ!!

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