小学生の不登校「学校がこわい」
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
GWを過ぎて大阪では緊急事態宣言は延長となりましたが、学校は始まりましたね。
どこにも行けない5連休を、子どもさんはどんな風にすごしたのでしょうか。
そしてGW明けはどんな様子でしょうか。
この時期に、朝起きると「学校がこわい」と言って動けなくなる小学生の子供さんがいるようです。
我が家の長男もそうでした。
小学生の壁のお話は、こちらから ↓↓↓
「小学生の壁」って親の壁だった。 | 寝屋川カウンセリング オンライン相談室向日葵 (eek.jp)
小学校に入るまでは「はやく学校にいってみたい」と言っていた長男くん。
けれど始まってみると日に日に元気が無くなり、家では兄弟ケンカが多くなりました。
私は、仕事が忙しいのに、学童のお迎えに間に合うように定時より少し早く職場を出なければならず
同僚に迷惑かけている申し訳なさと、家での兄弟ケンカにイライラが溜まっていました。
はじめての登校班で、ややこしい校内で迷子になり、ひとりでクラスにたどり着けなかったため、
翌日から私と一緒でないと学校へ行けなくなっていました。
教室に入ってもなかなか私と離れてくれません。
その他にも、ちょっとしたことが積み重なっていき、彼の元気がなくなるのと同時に
私のイライラはピークになり、ついにある朝「学校がこわい」と動けなくなってしまいました。
さて「学校がこわい」の正体はなんでしょうか。
私ははじめ、実際に学校でこわい思いをしたんだろうなと思っていました。
けれど担任の先生に聞いてみても心当たりがないと言われ、彼に聞いてみても要領を得ず、
誰かに何かをされたわけでは無く、ましてや先生に叱られたからでもなかったのです。
いまならわかることなのですが、
その時の長男には「小学1年生のチカラ」がついていなかったのだと思います。
クラスの他のみんなは先生の話を聞いて、すぐに動くことが出来ます。
体育の時間には「体操服に着換えて体育館シューズを持って体育館に集合」と
黒板にひらがなで書かれていても、字は読めても長男にはその意図が理解できていなかったのです。
自分ひとりだけわからない怖さ。
もちろん友達との話にもついていけないので、友達も怖く見えます。
保育園の時には、たくさんの先生が子供の特性も知ってもらっていて
手厚く保育してくださるし、兄弟のような仲間と一緒で、楽しく通えていたのに
小学生になるといきなり35人に一人しか先生がいないし、知っているお友達もゼロでした。
他のお友達は幼稚園でもうしっかりお勉強をしていたお子さんも居られます。
我が家の長男はゆっくり成長タイプだったのですが、
年長さんになっても、ひらがなにはなかなか興味を持ってくれませんでした。
「小学1年生のチカラ」をつけていないと、なにをどうしていいのかわからない状態なのに
先生やクラスの友達に聞くこともできず(質問するチカラもない)
ひとり取り残される恐怖は相当なものだと思います。
「学校がこわい」の正体は「自分ひとりだけ小学生のチカラがついていない」ことではないでしょうか。
例えて言うなら、英語を習ったこともない人が、いきなり英語圏の学校に、
通訳も補助してくれる人もいないまま放り込まれた感じでしょうか。
わかりにくいかしら。
「自分はみんなと違う、自分だけわからない」ということだけはわかったのですね。
無理にでも登校させた方がいいのかしら
休ませるとなると自分も仕事に行けなくなる
でも無理に学校に行かせようとすると、お腹が痛くなったり、頭が痛くなったり
最後には泣きながら暴れるようになり、もう休ませるしかなくなる・・・
仕事と子育てを両立させようと、あんなに頑張ってきたのに・・・。
なにがまずかったのだろう。何を間違えたのだろう。
お母さんのココロもだんだんボロボロになっていきますね。
周りの人は(自分の夫や親や兄弟など)子供のためを思っていろいろ言ってくれるけど
今のお母さんに必要なのは、そんなアドバイスじゃないかもしれません。
残念ながら「お子さんを学校に行かせる方法」はありません。
一年生のチカラがないのに、無理に行かせてもうまくはいかないと思うのです。
お子さんが自分から「学校にいく」と、歩きだすしかないのです。
お母さんにできることは、お子さんを元気にすること。
元気になれば、子供は動き始めます。
そしてお子さんに「小学1年生のチカラ」をつけてあげること。
そうすれば、また学校にチャレンジできるようになります。
お子さんに小学1年生のチカラをつけてあげるのは
お母さんが適任なのです。
もちろん2年生でも、3年生でも、それぞれの年齢にあったチカラをつけてあげると
自分から動き出すようになります。
それからお母さんが、動く方向性を示してあげるといいのですよ。
今お母さんが混乱していて、どう対応していいかわからないと感じておられるなら
ぜひ、ご相談ください。
お母さんのココロが軽くなるようにサポートします。
お母さんが元気になれば、お子さんのサポートに動き出せるように支援します。
まずは初回無料相談でお子さんの状態をお聞かせください。
そこから個別の支援をいたします。